フォルタン水銀気圧計

特長

大気圧測定の基準として用いられるもので、バーニアにより1/10mmまで測定できます。

使用方法は槽の中の象牙針に水銀面を合わせて、バーニア下部を硝子管中の水銀面と合わせて目盛を読み、これを温度、重力、その他の補正をして気圧を測ります。

また、非常に精密で破損しやすい器材ですから、持ち運びには十分注意してください。

説明

■　ミニ知識

気圧は（大気の圧力）は、水平面の単位面積上の大気の重さによって働く「力」として定義されています。

気圧の単位はヘクトパスカル（hPa）を用います。

海面上での気圧はおよそ1000hPa前後であり、これは1cm²あたり約1kgの大気の重さがかかっていることに相当します。

気圧は大気の重さを表すため、高度が高くなり空気が少なくなると気圧も下がります。

このように高さが異なる地点で測定した気圧（現地気圧）を相互に比較する場合には、同一高度に換算する必要があります。

同一高度を平均海面として換算することを海面更正といい、換算された気圧を海面気圧といいます。

■　気圧と高度の関係

仕様